このアフリカ系の色彩豊かなチラシは、人形劇団デフ・パペットシアターひとみの公演「森と夜と世界の果てへの旅」のチラシです。良く目立つ上に、県内のたくさんの施設にチラシを置いていただいてますので、目にされた方も多いのではないでしょうか。
「森と夜と世界の果てへの旅」公演は、一昨年、チェリヴァホールで行った「はこ/BOXES」の公演に続くもので、今回はひとみ結成30周年を記念した作品の上演です。アフリカ人作家の小説「やし酒飲み」という著書がこの作品の原作で、アフリカの神話やむかし話を基に、魔術的で自由奔放な世界観が人形劇化されています。
小さい頃から、大好きなやし酒を飲んでばかりのジュジュマン。
ある日、やし酒造りの名人・ヤシオーが死んじゃった。
ヤシオーに会いたい一心で、死者の町めざし奇々怪々な森へ足を踏み入れる。
未知なる困難に直面しながら前へ、後ろへ、歩き出すジュジュマン。
未知なる道ゆく旅路の果てに、彼が辿り着いた所とは・・・。
生と死と、人と精霊と、この世とあの世と、森と夜と世界の果てへ旅する冒険劇!
デフ・パペットシアターひとみの公演を初めて見る方は、必ずと言っていいほど精巧に作られた人形と、その人形を操る巧みな技術にびっくりされます。「死者の街」、「奇々怪々の森」と不気味な単語が連なっていますが、そのドキドキ感を当日のステージで味わっていただければと思います。
デフ・パペットシアターのデフとはDeaf/聞こえないの意味を表します。デフ・パペットシアターひとみは、日本で唯一、ろう者(耳が聞こえない人)と聴者(聞こえる人)が協力し、双方の感性を活かして人形劇の新しい表現の可能性を追求している人形劇団です。チェリヴァホールでは、雲南ノーマライゼーションクラブのみなさんとスペシャルオリンピックス日本・島根設立準備委員会の皆さんのご協力をいただき、雲南市での公演が実現しました。
公演は、11月4日(月・祝)、14:00開場、14:30開演です。一般1,000円、高校生以下800円(全席自由、税込み価格)、未就学児もご入場いただけます。多くの皆様のご来場をお待ちしています。