昨日、島根県民会館で「アウトリーチ活動とは?~ワークショップの可能性を考える~」と題したシンポジウムが行われました。
昨日の記事とも関連するのですが、昨年制定された劇場法や各自治体の文化芸術振興条例で公共文化施設に大きく求められているのがこのアウトリーチ(出張サービス)です。
㈱キラキラ雲南がこれまで行ってきたアウトリーチ事業は、昨年、掛合の自主組織の皆さんと行った「秋の夜長コンサート」や雲南市ではおなじみの米朝一門の落語会「ふれあい亭」などがあります。
また、雲南市演劇によるまちづくりプロジェクト実行委員会(事務局:株式会社キラキラ雲南)の西藤将人さんが、地域の小学校などで行っているワークショップもアウトリーチです。
㈱キラキラ雲南は、市内の指定管理施設の無い吉田地区や掛合地区にこうした事業を実施したり、小中学校の学習のためにアーティストを派遣するようなアウトリーチ事業を積極的に採り入れています。
こうした取り組みが全国的に行われていく流れの中で、昨日のシンポジウムでは、アウトリーチの定義や、公演とセットで行われることの多いワークショップをより良くするための意見交換・実践が行われました。
私たち公共文化施設を管理運営スタッフは、施設に人を招き入れるだけでなく、これからは積極的に地域に出向いて行かなくてはなりません。こうした取り組みを、地域と協働で行うまちづくりにつなげ、そして地域の宝である子どもたちの教育に大きく貢献することが私たちの使命であることを確認した昨日のシンポジウムでした。