雲南市創作市民劇、歌劇「ふることぶみ」の公演を行いました。
公演は、2日間とも立ち見が出る大盛況。出雲編、大和編ともにたくさんの皆様からの盛大な拍手をいただき、無事公演の幕を下ろすことができました。
ところで皆さん。突然ですが、「大人の部活」ってイメージができるでしょうか。もちろん、大きな会社などでは、高校や大学などと同じように○○部というのがあるのですが、もっと身近で誰でも自由に入れる部活があるといいと思いませんか?
今回のふることぶみの製作の様子を見ていると、集まった80人近い参加者の皆さんの存在が正に部活のようでした。演劇部出身の人もそうでない人も、チェリヴァホールで行われる創作市民劇という部活に集まってくるような雰囲気がありました。演出の亀尾先生が高校の先生ということもありますし、子どもから大人まで様々な年齢の人たちが、笑顔で励ましあって作品を作っていく姿は何とも言えない素晴らしい光景でした。
部活なので、入るのも自由ですし、やめるのも自由。みんなが一生懸命やるので強いきずなで結ばれた仲間もできるし、恋愛だってあったりするのかも。もちろん意見が合わない者同士が顔を合わせる時など面倒なこともあるのですが、しかし一つの作品を成功させるという目標はみんな同じなので、どこかできちんと認め合える姿勢も持ち合わせているはずです。
大人の部活は、活動拠点としてのチェリヴァホールや駅前周辺にも大きな影響が生まれています。公演にかかわった誰もが自分たちが一生懸命時間をかけて過ごしたチェリヴァホールに誇りを持ち、足を運んだ駅前周辺を身近なものになっています。
そうした大人の部活にもっともっとたくさんの皆さんにかかわっていただければと思います。また、このブログでもご紹介したいと思いますが、次回の創作市民演劇は永井隆博士の作品「Takashi」(仮題)を予定しています。雲南市にゆかりのあるこの偉大な人物を描く作品に多くの皆さんに加わっていただきたいと思います。
話はまだまだ尽きませんが、今回のふることぶみの公演はとても良いものになりました。お力添えをいただいた多くの皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。