日本を代表する舞台美術家で、以前チェリヴァホールにいらっしゃったこともある朝倉摂(あさくら・せつ)先生の絵画を鑑賞する機会がありました。
朝倉先生は、5年前に開催した文学座公演「おーい幾多郎」のワークショップ講師としてチェリヴァホールにいらっしゃいました。舞台美術の作品は、そのワークショップの際にいろいろいと見せていただいたのですが、額装された洋画の作品は初めてでした(調べると朝倉先生のプロフィールには舞台美術家の次にきちんと画家と書いてありました)。
展示されているのは、雲南市大東町にある古代鉄歌謡館(株式会社キラキラ雲南指定管理)で開催されている「絵筆のプロムナード」という企画展です。
この作品は「波の詩」というタイトルで、観賞者の見方で明るくとも悲しくともとれる作品です。びっくりしたことは、この絵画は古代鉄歌謡館の高橋館長の個人所有のものということ。朝倉先生以外の貴重な作品がたくさん展示してありますので、ぜひお出かけいただければと思います。会期は22日(土)までで入場は無料です。
たまたまこの日、パリ祭(シャンソンの祭典)のチラシがチェリヴァホールに届き、そのデザインが朝倉先生のもので、素敵な色遣いのものでした。この日は朝倉先生の作品と縁のある一日でした。