キラキラ雲南バンドクリニックで、三刀屋中学校吹奏楽部にお邪魔しました。
茹だるような真夏日、新しい三刀屋中学校の音楽室はしっかりと冷房が効いていて、練習に集中できる快適な環境の中で指導が行われました。
三刀屋中学校吹奏楽部が挑戦する曲目は、課題曲Ⅳ.エンターテインメントマーチと自由曲青銅の騎士の2曲。特に青銅の騎士は、壮大なロマン溢れるR.グリエール作曲のバレエ音楽の名曲です。
おそろいのポロシャツで気合十分の三刀屋中学校吹奏楽部の皆さんを前に、松尾先生からは、それぞれの曲の特徴を捉えた楽曲指導が約3時間かけて行われました。生徒の皆さんは、松尾先生の的確な指導にきちんと大きな声で返事をしたり、楽譜に書き込むようという姿がみられ有意義なレッスンになったようでした。
ちなみに三刀屋中の生徒の皆さんが着用されているポロシャツの「響」の文字は、生徒さんが書かれたものと聞きました。お互いの演奏を響かせていい演奏につなげていただければと思います。
レッスン終了後、松尾先生から課題曲Ⅳについての演奏アドバイスがありましたので、ここで書き残しておきたいと思います。あくまでも松尾先生の見解ですが、中間部トリオの演奏方法について、伴奏のシンコペーション特有の弾んだ感じのリズムが市内どこの学校もうまく表現ができていないということ。逆に音楽が重たくなってしまい、テンポが遅くなってしまう傾向があるそうです。雲南市内の中高吹奏楽部が採り上げる課題曲のほとんどが課題曲Ⅳだったと記憶しています。参考にしていただければと思います。