2018年から3年の歳月をかけて行われた
地域間芸術交流事業「アーティスト・イン・レジデンス三重・広島」。
2020年、各地から集まった俳優によってその集大成として三重と広島で上演された長編作品が、
再演出を経て今年、宮崎・島根を巡ります。

 

かのじょは、夏　宮崎・島根ツアー　　脚本：藤井友紀　演出・美術：成海康平

 

島根公演
【日時】
2023年1月21日（土）　14：00開演 / 19：00開演・22日（日）13：00開演

【会場】
チェリヴァホール　雲南市木次経済文化会館　島根県雲南市木次町里方55番地

【料金】
一般前売　　　　 2,800円（当日　3,000円）
25歳以下前売　　1,500円（当日　2,000円）
高校生以下　　　　500円（前売り当日共）
一般ペア券　　　4,500円（前売のみ）
25歳以上ペア券  2,000円（前売のみ）

【予約受付開始】
2022年11月20日

【お問い合わせ】
チェリヴァホール　TEL：0854-42-1155　FAX：0854-422-1251

 

演劇体験ワークショップin島根
講師：鳴海康平（第七劇場）

演劇を経験したことのない市民の方や学生、
劇団活動をしている方や高校演劇部員の方など、どなたでもお気軽にご参加いただけます。

【日時】
2023年1月18日（水）19：00〜21：00

【会場】
チェリヴァホール

【参加費】
1,000円
※ワークショップに参加いただいた方は公演チケット料金を500円割引いたします。

【申込】
チェリヴァホール　TEL：0854-42-1155　FAX：0854-42-1251

 

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かのじょは、夏　宮崎・島根ツアー　　　脚本：藤井友紀　演出・美術：鳴海康平

瀬戸内の街。
今日はいつなのか、
昨日食べたのもは何だったか。
そして、今日の前にいるこの人は誰なのか。
小さな介護施設で過ごす彼女の日常は、ぼんやりと、白く日毎に閉ざされていく。
食卓から不意に香る懐かしいにおい。
蘇るあの夏の記憶。
「一緒に日本一の醤油をつくろう」
そう言ってこの手を取ったあの人は、
帰って来んかった。
長い長い時間が過ぎたある日、
あの人の消息を伝えに来たもう一人の女がいた。
彼女が差し出した細長い包みからこぼれ落ちてきたにおいは、
あの人との大事な思い出のにおいだった。
「ああ、そうだ。いや違う、そうじゃない。だってしょうがないじゃろう？ぜんぶ、時代、あの時代のせいなんよ」
長い間そう言い聞かせてきた。
あの、待って待って待ち続けた日々が白く閉ざされていく日々を侵食している。
とうに忘れたはずの耐えきれない悲しみと憎しみが交錯する。
この気持ちがどこへ行くのかもうわからない。
だからだまって、そっと手を握っていて欲しい。
ただ、それだけ。

＊出演
大迫紗佑里　木母千尋　菊原真結　西藤将人　宮地綾　竹野弘識　小林冴季子

＊宮崎公演
日時　2023年1月14日（土）14：00 / 19：00・15日（日）13：00
会場　三股町立文化会館（宮崎県北諸県郡三股町大字樺山3404-2）

＊島根公演
日時　2023年1月21日（土）14：00 / 19：00・22日（日）13：00
会場　チェリヴァホール 雲南市木次経済文化会館（島根県雲南市木次町里方55）

＊チケット料金
一般前売：2,800円（当日：3,000円）
25歳以下前売：1,500円（当日：2,000円）
高校生以下：500円（前売り当日共）
一般ペア券：4,500円（前売のみ）
25歳以下ペア券：2,000円（前売のみ）

＊予約受付開始
2022年11月20日

＊お問い合わせ
メール：info.musyokutoumei@gmail.com
宮崎公演：三股町立文化会館（TEL：0986-51-3463　FAX：0986-51-3561）
島根公演：チェリヴァホール（TEL：0854-42-1155　FAX：0854-42-1251）

＊スタッフ
照明：村上哲也（株式会社フルライトユニオンコーポレーション）
音響：佐々木恭平（株式会社サウンドカンパニー）
宣伝美術：橋本デザイン室
企画制作：山田めい
プロデューサー：岩﨑きえ

＊主催
（一社）舞台芸術制作室無色透明

＊共同主催
株式会社キラキラ雲南、三股町立文化会館、三股町、三股町教育委員会

＊協力
合同会社第七劇場、合同会社こふく劇場、メガジョッキ

＊助成
令和4年度芸術文化復興基金