海外アーティスト公演『村と道』

雲南市市制施行20周年記念事業

海外アーティスト公演

『村と道』

作:トム・ポウ
音楽:ガロウェイ・アグリーメント
演出:マシュー・ザヨンツ

過疎の村々の記憶をもとに作られた詩と音楽生演奏によるお芝居。
スコットランドから。

 

出演

トム・ポウ
ウェンディ・スチュワート(ハーブ、歌)
ルース・モリス(ニッケルハルパ)
ガヴィン・マーウィック(フィドル)
スチュアート・マクファーソン(コントラバス)

スタッフ

作曲:ガロウェイ・アグリーメント
照明デザイン・写真:アンドリュー・ウィルソン
照明操作:アルベルト・サントス・ベリドー
音響デザイン:ステュアート・マクファーソン
デジタルアセット:エマ・ダヴ

日時

2024年9月29日(日)14:00開演 13:30開場

料金

一般 2,500円 U24 1,500円 高校生以下500円
※3歳以下入場不可

推奨年齢

10歳未満の場合は大人と同席することをお勧め致します。

上演時間

70分

上演言語

英語上演/日本語字幕

ご予約・お問合せ

Web予約

https://www.quartet-online.net/ticket/muratomichi

窓口

木次経済文化会館チェリヴァホール
(毎週木曜、祝日休館 ※木曜が祝日の場合、翌日金曜休館)
TEL:0854-42-1155 FAX:0854-42-1251

チケットのご予約、ご購入について

①本公演は全席指定席です。カルテットオンラインからご予約いただいたお客様につきましてはこちらからお席の確認で電話を致します。

②可能なお客様は【事前に窓口でのご精算】か【お振込みでのご精算】をお願いできればと思います。

③指定席の関係で【当日キャンセル】の方につきましてはキャンセル料としてチケットの代金を後日請求させて頂きます。ご了承下さい。

④ご精算後の返金対応については、公演の中止を除きいかなる場合であっても対応致しかねます。

会場

木次経済文化会館チェリヴァホール 2Fホール

主催

株式会社キラキラ雲南

助成・協力

クリエイティブ・スコットランド
グレイトブリテン・ササカワ財団
ブリティッシュ・カウンシル

後援

雲南市、雲南市教育委員会、雲南夢ネット、島根日日新聞社、朝日新聞松江総局、毎日新聞松江支局、読売新聞松江支局、中国新聞社、BSS山陰放送、エフエム山陰、産経新聞社、TSKさんいん中央テレビ

 

ミニコンサート

作品で演奏する楽器を使ったミニコンサートを開催します♪
作品をもっと楽しんでもらえるきっかけになりますのでぜひご来場下さい♬

【日時】2024年9月28日(土)14:00
【料金】入場無料
【会場】雲南市木次経済文化会館 チェリヴァホール 1Fロビー

 

アーティストよりメッセージ

語り手・詩人 トム・ポウ

「予期せぬ旅への招待は神々からの贈り物」ということわざをどこで聞いたか思い出せませんが、昨年、ガロウェイ・アグリーメントと私はそのような招待を受けました。鳥の劇場への訪問は、芸術的にも個人的にも私たちの人生を豊かにしてくれました。
再び私たちを招待していただけたこと、また、助成団体が私たちを支援してくれたことは、非常に光栄なことです。
鳥の劇場が、昨年とまったく同じ作品ではなく、音楽面や、私が行った現地ガイドとのリサーチなど、私たちが日本で経験したことを反映させた作品にしようと依頼してくださったことに感謝しています。
今回の作品では、新しいシーンを書き下ろし、適宜、言葉や行動で日本文化に触れています。 また、昨年の観客の皆さまからいただいた感想も取り入れています。
そして、詩集『Ghosts at Play, Poems of Rural Japan』を書きました。この詩集は宮内奈緒さんによって翻訳され、9月に発表される予定です。

 

演出家マシュー・ザヨンツ

この作品は、世界的な現象である地方の過疎化に焦点を当てています。そして、私たちがこの地球とどのように関わっていくかについての根本的な問いを投げかけます。私たち人間は、自然界から分離された自分達のための世界を作り上げてきました。それは都市化された企業中心の世界であり、人々は自らが作り出した物質やプロセスに囲まれ、依存しています。物質的な世界は、ますますコンピュータの画面を通して媒介されるようになり、そう望めば、多くの時間を他の人々と直接関わることなく過ごすことが可能です。
『村と道』は、このような切り離された生き方に従い、産業革命以前の全人類史が内包していた土地とのつながりを喪失することにより、私たちが何を失っているのかを問いかけています。トム・ポウ氏とガロウェイ・アグリーメントの4名の音楽家たちと一緒にこの素晴らしい詩的音楽劇『村と道』を作り上げることは、非常にユニークな経験でした。この作品を日本の観客の皆さまにお届けし、地方の過疎化が私たちの生存そのものに対する実存的な脅威となりうるという、この作品の主旨を共有できることをとても光栄に思います。

 

プロフィール

ガロウェイ・アグリーメント

ウェンディ・スチュワート(ハープ、歌)、ルース・モリス(ニッケルハルパ)、ガヴィン・マーウィック(フィドル)、ステュアート・マクファーソン(コントラバス)の4名の著名な伝統音楽演奏家によるコラボレーショングループ。

世界的な演奏家である彼らは、スコットランドのダンフリーズ・アンド・ガロウェイ州を拠点に活動する。彼らはもともとウェンディのアルバムのレコーディングアーティストとして集まったが、一緒に演奏することが楽しかったので、通常の四重奏楽団とは楽器の種類も素材も違う異色のカルテットが結成された。

彼らの楽曲は、オリジナル曲とスコットランドやヨーロッパの伝統曲や歌が混ざり合っている。

 

トム・ポウ

衰退していくヨーロッパの村々を描いた詩と散文でクリエイティブ・スコットランド賞を受賞。スペイン北部、フランス中部、イタリア南部、ドイツ東部、ブルガリア、ポーランド西部、ロシア、スコットランド北部などを旅して、写真、映像、文芸などの記録を残す。著作に『In Another World – Among Europe’s Dying Villages』(2012)がある。

 

シュー・ザヨンツ

スコットランド・インヴァネス育ち。ブリストル大学で演劇を学び、 俳優としてのキャリアは40年に及ぶ。これまでにシチズンズシアター(グラスゴー)、ロイヤル・エクスチェンジ・シアター(マンチェスター)、リバプール・エブリマン&プレイハウス、リリック・ハマースミスなど数多くの劇場で活動。 また、スウェーデンでもいくつかの劇団と協働。 2009年、『The Tailor of Inverness』での演技が評価され、スコットランド演劇批評家賞最優秀男優賞を受賞。この作品は他にも数々の賞を受賞し、世界中で上演された。また、2021-22年には、BBCでブライアン・ロスが監督を務めるドキュメンタリー映画『Circling A Fox – the Story of The Tailor of Inverness』が放送された。その他の戯曲に『The Sky Is Safe』(ドッグスター 2017年)、ジェームズ・ロバートソンの小説を原作とした『The Testament of Gideon Mack』がある(2025年にドッグスターにより上演予定)。 2004年よりドッグスター・シアター・カンパニーの芸術監督を務める。

 

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